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ソフトウェアの開発

 「被災情報提供システム」に関して、ソフトウェアグループでは、取り扱う被災情報や被災情報の収集モデルを提案・検討を行い、その結果を基に、実際に被災情報を入出力するソフトウェアの開発を行った。

取り扱う被災情報

 災害時に必要とされる被災情報は、「全体把握のための情報」と「現場の小さな情報把握のための情報」に大別することができる。本プロジェクトでは、「現場の小さな情報把握」を行うためのシステム開発を目指しており、災害現場でもっとも必要とされる被災者の「安否情報(住民4情報)」と地域の「被災情報(ライフライン情報)」を取り扱うこととする。

取り扱う情報

図1. 取り扱う情報

 

 これらの情報は、その土地の事をよく知る被災住民により情報収集され、避難所で情報を整理することで信頼性を高め、避難所配置の役所職員により伝達され、全避難所および災害対策本部で共有情報として持つように流れていくことが望ましい。

情報の流れ

図2. 災害後における情報の流れ

 

 この情報の流れは、コミュニティの強い地域(小さな自治体)とコミュニティの弱い地域(大きな自治体)で違いが出てくるため、それぞれの場合に分けて検討する必要がある。例えば、小さな自治体は、日頃のコミュニティ活動の場である自治会により、住民同士のつながりが強く、自治会長を中心とする被災時の情報収集や情報提供するための体制が整っていると考えられる。一方、大きな自治体では、小さな自治体とは反対に、隣人でさえ顔を知らなかったり、土地感もあまりなかったりすることが多く、被災住民の情報収集力が弱いと考える。

被災情報収集モデル(周防大島モデル)

提案する「避難状況報告書」;

 本プロジェクトでは、周防大島モデルとして、コミュニティの強い地域での情報収集モデルを、実際の避難訓練などを通し、検討・評価した。周防大島町は高齢層が多い地域であるため、行政が開設した避難所よりも使い慣れている地区が管理している集会所への避難する被災者が多く出現することからも、モデルとして適しているといえる。
周防大島町内の自治会や老人クラブ、大島商船高専の寮生に協力して頂いた全4回の避難訓練による被災情報収集モデルの検討・検討により、被災者が自発的に被災情報を収集し、自治会長を中心に整理することが可能であることを確認した。また、これらの実験をもとに、地域防災計画に準じた周防大島モデルの新しい「避難状況報告書(図3)」を提案する。

 

 

    図3 避難状況報告書

 

 

住民避難訓練

図4. 周防大島町住民避難訓練(平成21年9月13日)

 記入方式訓練

図5. 大島老人クラブ連合会・安否確認訓練(平成21年10月13日)
名簿確認方式訓練・記入方式訓練

安否確認訓練

図6. 大島商船高等専門学校・寮・安否確認訓練(平成21年10月27日)

 

被災情報提供システム(入出力プログラム)

 本プロジェクトで開発した「被災情報提供システム」の全体構成を図7に示す。被災情報提供システムは、安否/被災情報をネットワークグループの構築する無線LANネットワークを用いて避難所間で共有すると共に、避難所間ネットワークの上位に基幹ネットワークを構築し、災害対策本部などと情報交換するシステムであるが、ここでは実際に被災者が被災情報の入出力を行う入出力プログラムを紹介する。

システムの全体構成

図7 システムの全体構成

 

 これまで避難訓練などを通じて検討してきた被災情報の収集モデルに対して、効率的なシステムへの被災情報入力を行うための入力画面(GUI)を検討した。その一例を図8に示す。このGUIでは、被災者の情報を効率よく入力できるように工夫すると共に、被災者が携帯するICタグ(後述)とのひも付けを行える。

安否情報入力用GUI

図8 被災情報入力用GUI

 ICタグシステム

 「被災情報提供システム」では、安否/被災情報の共有に加え、被災住民から求められている支援サービスを迅速に提供することも目的の一つとしている。このため、被災住民の所在管理や支援サービスなどの情報を迅速にかつ手軽に管理できる手段として、ICタグシステム(図9)を開発した。

タグの利用方法

図9-1. タグの利用方法

所在管理機能

図9-2. 所在管理機能

支援サービス履歴蓄積機能

図9-3. 支援サービス履歴蓄積機能

 

 本ICタグシステムの特徴は、情報更新時に「読み書き端末へのタッチ動作」が必要なICカード(パッシブタグ)と、ICカードの取り扱いに不慣れな高齢者や年少者へ対応するため、「避難時に持っているだけ」で情報更新が可能なICタグ(アクティブタグ)を用意していることである。これにより、避難時においてもスムーズな情報管理が行えるのである。
 

 

 

 

 

 

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